「世界に一冊だけの本を書く方法」ワークショップに参加してきました。

   

2016年12月3日、中吉カレンさんによる「世界に一冊だけの本を書く方法」に参加してきました。

中吉カレンさんは、企画立案・編集を手がけた本は250冊以上、累計売上部数は780万部を超える、という一流の編集者。

手がけられた本の中には、『Itと呼ばれた子』など大ベストセラーも……

そんな中吉カレンさんに、なんと、自作を見ていただきました!

詳しくは後程。

「本を書く」のに必要なことって何だろう?

いつか本を出してみたい、という方は意外とおられるもののようです。

ブログを書いている方の中には、自分で電子書籍などを作る、というパターンも多くありますね。

今回のワークショップは、いつか本を書いてみたい、という人々のために、5つのステップを通して、本を書くまでの下準備を体験するものでした。

さて、「本を書く」と一言でいいますが、そのために必要なことは何だと思いますか?

中吉カレンさん曰く、本を書くすべての前に、まず2つの要素を知ることが必要なのだそうです。

ひとつは、自分の人生の中での経験や世界観、磨いてきた専門性など(数値化されているとさらに○)。

そしてもうひとつは、命がけでも伝えたいメッセージがあること。

100人に1人となれる専門性を3乗すれば、100万人に1人の人材になれると言いますよね。

けれど、その人だけのメッセージがあれば、経験は100人に1人でも唯一無二の著者となるわけです。

そのメッセージを軸として、より強く鍛えていくひとが、長く作家として書いていけるのでしょう。

ワークショップでは人生の棚卸しや、ひとつの問いかけによって、自分が持つメッセージのあぶり出しを行っていきました。

余談ながら、ここ数年は自分の軸がほしいとあれこれ取り組んでいたので、違和感のないメッセージが出せたように感じます。

何を書いたかはこれから作品に出るよ、多分←

編集者は探索がお好き?

人生経験を振り返り、メッセージを掘り起こしたところで、初めて客観的な視点を考えていきます。

その中で印象的だったのは、編集者は著者を見つけたがっている、ということ。

さながらポケモンGOのごとく(?)、見つけることに喜びを感じる人が多いそうなのです。

逆に言えば、見つけられようとアピールしてくる相手は、ちょっと残念に思う面もあるようで……

伝えたいメッセージを知り、誠実に発信を続けていくことが、出版には一番の近道なのかもしれません。

小説って評価が難しいんだってさ

実用書向けの話が中心のワークショップでしたが、小説など文芸に関しても話を聞けました。

編集者にとって、小説の評価がなぜ難しいか。

それは、小説とは世界観が全てのものであるから。

作家個々人の世界観こそが重要であり全てであるため、その人ごとにアドバイスはできても、全体に通じる話は少ないのだそうです。

また、小説は世界観を表現するものであるために、企画書では良し悪しがほとんどわからず、作品全体を読まないと判断できないのだとか。

さらに、作家自身の世界観を作品として表現することは、高い文章技術も必要となるものであるため、やはり長い文面で通読しないと、評価ができないのだそうです。

これらの背景を考えると、未完結のことがしばしばあるウェブ小説に出版オファーを出すのは、結構博打なのかもしれませんね。

それとも編集者の勘が微妙に違うのかな。

ともあれ、小説への評価をいただくために一番確実な方法は、今でも公募なのかもしれません。

自作を編集者に読んでいただいた結果

さて、自作を読んでいただいた話です。

今回は準備が間に合わなくて、以前折本用のデータを作っていた、以下の2作をお見せしました。

【100日100話】025 ひとりぼっちのきいろいピエタ
今日のお題は「ナシ」です。――そのくにでは、ウサギのからだは白く、みみは紅いものでした。ひとりぼっち...
【小説】ひとりぼっちのきいろいピエタ -another version-
 そのくにではうさぎのみみはあかく、からだはひきしまってしろいものでした。  そのみみが、いかに...

基本おんなじ話やないかい!(自己ツッコミ)

予想しつつも指摘されたのは、「短すぎてもったいない」ということでした。

世界観はしっかり打ち出せている、けれどこの状態では売り出し方が浮かばない、と。

文章力を見る必要もあり、やはりある程度の長さがないといろいろ難しいようです。

まずは1万字以上の長文を書くトレーニングをすること。

そのためにも、小説系の公募に投稿すること。

以上の2点をアドバイスされました。

実は100日100話、ネタ出しとそのまとめ方のリハビリでもあったんですよね。

自分が毎回読めるネタを量産できるのか。

それを日常の中で書き続けられるのか。

いろいろと不安なところがありましたし。

作家を目指すのか聞かれると、正直困るところがありますが……

長文が書けるとやれることも増えるので、ひとまず1万字を目標に新作を書く予定です。

「世界に一冊だけの本を書く方法」おすすめです

普段は東京でワークショップを行っているそうです。

本を書きたいと思っている人でなくても大丈夫です(今回そういう参加者もいらしゃいました)。

人生の棚卸しをしたい方、発信していく上での軸がほしい方におすすめです。

中吉カレンさん、アリ―さん、スタッフの皆様、ありがとうございました。