【100日100話】013 鎮めの儀式

   

眠れ。眠れ。さまよう霊よ。

拍手の音に。踏み鳴る音に。

平穏なれと、祈りて眠れ。

それは異界より伝わる鎮めの業。

村長や祠祭が指揮を執り、皆でぐるりと円を成し。

笛と歌とで拍子をとりつつ、手足で印をとり続ける――

「盆踊りじゃねーか!」

「踊り念仏の方が近いかもねえ」

異界より拐かされた冒険者達は、そうひそひそと言い交わしたものの。

魔物に殺された者達の鎮魂のためにと、共に踊ってやったのだった。

今日のお題は「盆踊り」です。
出落ち感が半端ない。