広島県立美術館のウェブレポーター企画で「遊べる浮世絵展」を観てきました

遊べる浮世絵展入り口

タイトルが長い。

「遊べる浮世絵」展とは

正式名称は「くもんの子ども浮世絵コレクション 遊べる浮世絵展 江戸の子ども絵・おもちゃ絵大集合!」です。

概要は以下の通り。

役者絵や美人画で知られる浮世絵ですが、実は子どもの姿を描いたものが数多く存在します。本展では、歌川国芳・歌川広重などの「子ども絵」や親子の情愛を描く風俗画・物語絵、「おもちゃ絵」などをご紹介します。

引用元

http://www.hpam.jp/special/index.php?mode=detail&id=176

この特別展に今回、ウェブレポーターとして行ってきたのでした。

ウェブレポーターって?

簡単に言えば、ネット上で感想を書く代わりに、展示に招待してもらう企画です。

いわば、この記事を書く労力が入場料!

たまたま企画当日に近くにいたので、初参加してみたのでした。

ちなみに、Twitterにも簡単に感想を書いてますよ。

ちなみに書いた記事は報告義務があり、〆切までに報告しないと電話がかかってくるそうです。

その辺りはしっかりしてますね。

さて、内容の話もしていきましょう。

突然のガンダム

……いや、うん、あのね。

喜多川歌麿の美人画が別格で、きっと周りが定型として日本画の女性を描くなか、彼は「美人とはこう描くもの」と信じてあの絵を描いていたんじゃないか、とか。

前半の武者絵がなかなかかっこよくて、ポストカードで一枚欲しいと思った、とか。

子どもの浮世絵が、そこらじゅうから遊び回る声が聞こえてきそうな出来で、「あーこんな子供いるわー」と納得しちゃったこととか。

「おもちゃ芳藤」こと歌川芳藤の遊び心とか、一枚の紙でできる遊びの数に限界まで挑んだ一品とか、明治時代の外国人を表した浮世絵とか。

興味深いものはたっくさんあったんですけれど……

突然のガンダムに、全部持っていかれたよね。

それは、子供を七福神に見立てる浮世絵作品を見ていたときのこと。

ぷくぷくまるまるとした子どもの可愛らしさに、おもしろいなあと思いつつ、添えられた解説を読んだのです。

「子どもたちがまるまるとして見えるのは、そう誇張されているから」

「たとえば、ガンダムのキャラクター性を強調するためにsuper deformingするようなものである」

……んん?

なぜそこでガンダム?!

しかも英単語使ってたのこの解説だけだったんですよ確か。

余計に印象付いちゃいますよね……

一応オタクの端くれなんでわかりやすいですけど、ホントなぜそこでガンダム。

オタクだからオタクな見方しかできないんだよ

初音ミクが人形浄瑠璃の文脈から語られることがあるように、江戸の変t……文化の奥深さは、サブカルチャーに通じるところがあります。

たとえば、平安時代の物語を江戸の服装で表した浮世絵は、今に伝わる現代化パロディというものですし。

最初に役を選び、駒を進めるごとに出世街道を驀進するすごろくは、「なろう系」や「俺TUEEE」と呼ばれる、主役=自分最強もの、の源流と言えるでしょう。

人の欲望は根本的にあまり変わりないので、娯楽に託す夢もあまり変わりないんですよね。

江戸時代の娯楽は欲望に忠実ですが、ユーモアが多分に含まれているところが、下品に見せていないのだと思いました。

とりあえず広島の人は行くといいんじゃないかな

投げやり!

いや実際面白かったですし、もっと時間があれば後半の謎解きをじっくり全部やりたかったです。

お子さんも楽しめるよう、わかりやすくした解説もいくつかついてますし、友人同士で見るのも愉しいと思います。

個人的には、同人誌出したことあるオタクと版木の数について恐れおののきたいです←

開催期間は2018年2月12日まで。

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