【100日100話】095 「また明日」を交わす19時

   

思えば、さようなら、という言葉を嫌う子だった。

また明日、入学式でも卒業式でも、必ずそう言っていた。

物言わぬ体となっても、きっとそう返すだろう。

だから私もそっとつぶやいて、つまんだ香を炉に落とした。

お題「24時間の過ごし方」より
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