【100日100話】076 0時きっかりに鳴った携帯

   

そいつは時間を破らない。契約は果たされなくてはならない。

娘の誕生日当日0時、鳴り響いたのは無情な通知だった。

トースト表示されるSMS。青白い以外は眠っただけのような娘。

娘の生まれた日、15年後に迎えに来ると奴は言った。

それが定めであり契約だと。誰に破ることもできないと。

ああ、神よ。

天命の名の下に生まれ死なせる者よ。

あなたはこの瞬間、どんな魔王よりも残酷だ。

 
「24時間の過ごし方」より
提供サイト:TOY

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